ELS-02シリｰズを買うべきか中古のELS-01シリｰズを選ぶべきか【エレクトーン】

現在、ヤマハで販売しているELS-02シリーズは、ELS-01シリーズの後継として2014年4月に発売開始となった。実に10年ぶりのニューモデルとなった。

4～6年のサイクルでモデルチェンジをしていた頃と比べると、01シリーズの時代の長さを感じるものの、それだけエレクトーンとしては完成の域に達しているとも言える。FS～HS～ELの時代に比べて平和な感じさえするが、一方で、エレクトーン人口も減り、売れていないのは憂うことである。

さて、新品を買うとELS-02シリーズしかない時期ではあるが、エレクトーンは高価な買い物、中古にも目を向けざるを得ない。というのも、10年間君臨したELS-01シリーズだからこそ、すぐに姿を消すと言うことがないと予想されるからである。互換性が十分にあるためで、音色としては遜色はあるものの、基本システムは同じであるから、家ではELS-01、レッスンではELS-02でもそこまでの違いはない。FS～HS～EL時代からすればうらやましい限りである。

互換性ゆえに、表舞台にはELS-01は出てこなくなるであろう。実際に、コンクールなどでは全てELS-02シリーズである。これはELS-01シリーズが混ざると、出力バランスを調整しなければならなくなるという点があるからで、以前からも同様の措置である。

01シリーズと02シリーズの具体的な違いは以下を参照していただきたいが、基本的な違いは音色と音の厚み、効果音と考えてよい。01シリーズでエレクトーンを扱う実力を付け、02シリーズや未来のシリーズへバイタライズするのも有効な狙いではないかと思われる。