すみません。ヤマハ生ではなく、個人ピアノ習ってる子の母親ですが、
こちらの方にぜひご質問させていただきたいことがあります。
スケールとカデンツのことです。
スケールとカデンツは大切だと聞いているので、私自身は習わなかったのですが、
小3の子供は練習しています。
長調はかなり覚えたのですが、短調のことがよくわからないので教えていただきたいのです。
短調には一つにつき3つのスケールがありますよね(自然的短音階とか、いろいろ)
まず、その「3種類ある」という意味からしてわからなくて(レベル低くてすみません)
1.なぜ1つの調に3つあるのですか?3つをすべて覚えるということですか?
2.どれがメインの(覚えるべき)スケールなのでしょうか。
3.それぞれ、どのように使い分けるべきなのでしょうか。
4.スケールは3種類でも、カデンツは1つなのですか?
長調は一つにつき一つだったので、簡単だったのですが・・・・。
短調については、ほんとに意味がわからなくてお手上げです。
一応、イ短調とか1つ2つの調は覚えているようですが、あっているのか・・・?
本来先生に聞けばすむことなのですが、この先生、お年寄りのせいか
あまりよくわかってないような・・・いや説明が下手なだけなのか。
弾くのはお上手な方なのですが。
それで、こういう音楽知識にとても詳しい方やプロの方が多い
ヤマハ生さんのスレッドでご質問させていただきました。
本当に勝手だとは思いますが、どうかご親切な方が
教えて下さるとありがたく思います。どうぞ、よろしくお願いいたします。
こんなにヤマハスレも賑わう事も無いし、レッスンブログを立ち上げて情報を集める事も無いワケよw
何だかわからない事をまっしぐらに必死にやらされているからみんな不安なんですの。
自然短音階は調号通りに主音から主音まで順番に並べたもの。
(一応理論上素のままに並べるとこうなります、というもの)
和声的短音階はカデンツ(和音)を使う時に使う音を主音から主音まで。
(自然~との違いは主音の一つ下の音=導音と言う音で、イ短調ならそ♯の
音、、が和音を弾く時に必ず半音上がる。そうでないと属七の和音が
変な響きになるので。で、その導音を半音上げた状態で並べたのがこれ)
ずらりと並べて弾いてみると変なメロディーに聞こえるが、和声的に必ず
使う音を並べた理屈で弾いているのでそうなります。
最後に。
旋律的短音階
これは上行する時、導音のもう一つ前の音=イ短調で言うとファ♯までもが
更に半音上がります。下降する時にはファ♯とソ♯の両方が元に戻される。
行きと帰りで違う音を弾くのです。
どうしてこうなるかと言うと、メロディーを弾く場合そうなるのがごく自然だから。
短調の曲にはこういう形でメロディーが良く出て来ます。それを
並べてみるとこうなりますよ、というのが旋律的短音階です。
カデンツが同じなのは3つのルールでスケールを並べただけで
同じ調なら使う和音の流れ=カデンツ は同じだからです。
説明もなしに弾けという事もないんだろうとは思うんだけど。
すごい!ちゃんと理屈が説明できて!
この手の楽典の話をピアノの先生に聞いても説明できない
先生が多いし、子どもの習い事なのに、自分が後ろで
レッスンきいていて???になる事多くて。
どうせ先生が分からないだろうから(楽典の事)
質問もできず、悶々とした日々を送っていたけど
やっと最近質問に答えてくれる先生に巡り合えたので
もやもやは吹っ飛びました。前は、
分からないと気持ちわるーくなって答えは中途半端だし
消化不良のままレッスンが終わる事が多かったな~。
小学校2年生までに2オクターブだけでしたが、
長短全調(短調は旋律と和声の2種類)のスケールと
カデンツをグループで競争のようにさせられました。
カデンツを手が覚えてしまうと、移調が楽になりましたし、
スケールの指使いが身体に染み着くと譜読みが楽になったように思いました。
小学校4年生までには、ハノンの4オクターブのスケールを全調しました。
でも確かに、理論は後からでした…
今でも、様々な弾き方でスケールもアルペジオも続けてるけど、
身体で覚えて、いつでも取り出せるっていうのも便利みたいです。
うちの娘は、4年終了後に引越しを機に個人の先生に移り
音大附属に入りましたが、ヤマハのカデンツは学校で習う物とは別。
ただのパターン化された簡易版だと言っていて
下の子には無理に覚えなくていいよ、つか覚えたらヤバイと話しています。
小4までにはヤマハのカデンツじゃなくて、ハノンのものに移行したけど…
小さな時は、届かないから、和音を覚える意味でヤマハのカデンツもいいと思うけどね…
うちも今は音大の先生にお世話になっているから、
ヤマハの足りない点は良く分かるけど、そんなに馬鹿にしたものでもないと思うよ。
まさか違うパターンを一度覚えると、変えられないなんて事は無いでしょう!
パターン化された簡易版というのは正しいけれど
覚えたらヤバい事もない。覚えておけば他のカデンツも覚え易くなる。
この音をちょこっとこっちに変えてこれを増やして、というようにできるから。
むしろ難しいカデンツに入る前のステップとしてやっておくべき。
570です。
572,573さん、ご親切にとても丁寧なレスをいただき、本当にありがとうございます!
あれから仕事に出かけまして、そのままになっており、先程帰って来て
今レスを読ませていただいたところです。
とても明解に、丁寧に説明してくださったのでありがたいです。
・・・そうはいいつつ、今ざっと目を通させていただいたところで、
私自身がこの方向にとてもうといので、後でよく読みなおして
勉強してみます。
とりあえず、旋律的短音階を使うのが自然なこと、
それを覚えればいいのだということはよくわかりました。
本当にありがとうございます。
ちょっと今手が離せませんので、またわからないことがございましたら
後でご質問させていただいてもよろしいですか。
どうぞよろしくお願いいたします。
このパターン化されたものを覚える意味があるのか
よく分からなかったけど、やっぱり応用できる?ので
やってみまーす。J専じゃないのに割り込んできてごめんなさい。