基本理屈ってのはあと付けでこの手のコードはその典型例でしょ。
全ての進行に理屈があると思ってること自体が間違い。
何を根拠にその進行が理屈で作られたと思ってるんだか。
それは単なる呼び名であって理屈じゃないでしょ。
同種自然短調のダイアトニックをにまんまbVIIが出てくる。
ちなみにF Dも同主短調からの借用。
bIIIはナチュラルマイナーの三番目。
bB C Dもそう。
bVI bVIIは同主自然短調の六番目と七番目。
ナチュラルマイナーっていうよりはブルースペンタのノリなんだと思う。
その場合はBbは外れるわけだけど、ともかく
トニックへの解決感として、全音下、短三度上から解決すると、
「なんかロックっぽくてかっこいいじゃん!」っていう、そういうノリがまずある。
で、この手の進行で重要なことはコードがそのまま平行移動するということ。
つまり、CからDへ、FからDへ、コードがそのままの形で平行移動する。
一般的なハーモニーはマイナーやらメジャーやらが絡み合って
聞く人に複雑な進行感を与えて「いいなぁ」と思わせるわけだけど、
その中にあってこの手の進行はコードがそのまま単純明快に平行移動するので、
そのダイナミック感が独特のかっこよさを感じさせるんだと思う。
こういうことは理屈じゃなく、単なる感覚の分析に過ぎないけどね。
>>297
コード進行だけでみたら、素直にDメジャーのマイナー借用いいと思うけどね。
F#m7でC#が出てくるし。
ミクソや、ブルース感を出すには特性音を入れねばならんので、このシンプルなコードでやるにはかなり意識的にやらないとな。
大抵の場合一意だと思うけどね。
例えばコードCの所からE調に転調していて、bVI bVIIってのも解釈としてはあり得るけど、転調の準備が無いから普通にやったらなかなか聞こえにくい。
可能性としてはGイオと構成音同じ全モードにあり得るけどかなり特殊なことやらないとだよね。
そういう曲の場合、Dキーです。とか、一番最後で~とか、あまり断定出来ずに、よくわからない曲があるって判断になると思うよ。
主音ってのはめちゃくちゃ強くて、作の時点で俺スライドしてるぜ!って思っても、結局普通の借用に聞こえてしまうことが多い。
>>297の言ってるパラレルモーションもそのように聴こえさすにはかなり工夫しないと。
例えばメジャーキーの三度を主音に据えて、そこから五度上の七ドミナントをオルタネーション。
IIImを主音に見立てた曲ってのも良くあるよね、ちょっと大人っぽい響きというか
トライアドなので他にもいろいろ解釈可能。メロディラインや後ろのラインも
補完して判断することだ。
借用で考えると
VIIbは
・4度上の調からVIIbM7
・4度上のメロディックマイナーからVIIb7(9, #11)
・短三度上の調からVIIb7
が多い気がする
トーナルセンターで考えると
F->DとC->Dの短三度下降、二度上行はトーナルセンターを強調できる
そしてメジャートライアドは自然倍音的に自然な和音だから平行移動がしやすい
これあってる?