独自研究として受け取ってくれ、でもそこまで的外れってわけでもないと思う
まず古典派以降の転旋(モーダルインターチェンジ)の伝統について
伝統的なハーモニーにおいてもM.Iのセオリーはあって
・長調は短調のどの和音も持ってこれる
・短調ではIの和音以外長調のものを持ってきにくい
短調での長調Iってのはピカルディの3度というやつで、終止感をもたせるために短調Iはよく長和音化された伝統がある
短調でのM.Iってのは基本的にこの変化だけだった(ほんとはもうちょっとあるけど省略させてくれ)
これを長調側から見れば「Iさえ長和音なら短調のなんでも使えんじゃね?」ってことでなんでも使われる
(古典派以降って限定してるのは、それ以前はそういう制限もなくてM.Iが恐ろしく自由であったから)
あ、上で書いたのはそこまで独自研究でもなくて総合和声の終わりの方に確か書いてある
それから事前知識として各スケールの明るさについて
とりあえず教会旋法7つに限定して話す
ionian mode(major)の各音程は1 M2 M3 P4 P5 M6 M7だよね
対してaeolian mode(natural minor)は1 M2 m3 P4 P5 m6 m7だよね
つまりM3→m3、M6→m6など音程が短くなっている
人間は「短い音程が多い音階ほど暗く感じる傾向」がある
例えばこの原則で教会旋法7つを明るい順に並べると
明← lydian > ionian > mixo > dorian > aeolian > phrygian > locrian →暗
となる(これを見ると確かにそうだなぁって思うんじゃないかね)
これも出典があって総合和声の終わりの方に確か書いてある
拝見しております.ありがとうございます!><大感謝です
まだ続くのかもしれませんが とてもありがたいです
玉に書き込めなくなるのでお礼や感想が遅れましたらすみません
手元で弾いてみましたら確かに明るさの順はそのように感じますね
4thや5thをいじるのは明暗を超えた微妙な響きですが概ねそのように感じました
音程を狭める・フラットさせるのに比べて、音程を広げる・シャープさせるというのは
多少力の要る行為、滑らかではない操作なんだろうと思われる
例えば歌いにくい音程の代表として増音程がある
想像してた音程より広いものってのは基本的に歌唱が難しい(ので古典的和声の実習では禁じられる)
これは確固たる出典が示せないので独自研究としてくれ
でやっと質問本編に答えられる
つまり、
自分より過度に明るいスケールの和音を借りてくるのは、やたらと音程を広げる行為にあたるので
音楽的つながりがあまり良くなく、歌唱も難しい
ので短調(aeolian)では短調各種とそれより暗いスケールであるphrygianが主に用いられる
んじゃないかっていう
伝統的なM.Iのくだりは特に要らんかったな
>>347様
そ れ だ !
学術的な正当性等はともかく僕が現段階から次に進むには十分すぎる
しかも論理性も備えた回答ですね!
なるほどー なるほどー
めちゃくちゃ感動しましたTT
2chに質問に来て本当によかった
知るということは感動するということなのだなぁと
ありがとうございますm(_ _)m
そんなことに関わらずとても有効で強力な考え方だと思います
ロクリアン♯2に関しては?
普通によくあるけど?
aeolian modeからlocrian #2 modeって
1 M2 m3 P4 P5 m6 m7 から 1 M2 m3 P4 d5 m6 m7 だろ?
暗くなってんじゃん
>>348様
Locrian#2も使えるのですか!
僕の手元の本には書いてなかったですので…
ありがとうございます!
やはり皆さん色々なことをご存知ですね
自分などまだまだ未熟だとよくわかりました
もっともっと勉強もしていきます
もちろん理論だけ知っていても仕方がないので作曲とか演奏も頑張っていきますが
絶対例外はある
例えば長調内でのlydianは明るいの持ってきてるから例外っちゃ例外だよね
まぁ臨機応変にやってくれ
ロクリアンの2ndやミクソリディアンの4thを#させたりってのは常用されてるね
同様のものをまとめると
ドリアンとその転回系→メロディックマイナーとその転回系
ありがとうございます
成程やはり色々なアプローチが存在しているのですね!
そうなのですか
それは最初の僕の疑問の答えですよね
ありがとうございます覚えました!
本にはこうある
ロクリアン♯2 → メジャー解決のマイナー7♭5
ドリアン♭2 → マイナー解決のマイナー7
あんまり守られてはいない というかもう破りまくり
全然知らなかった…
自分の本にもそれが書いてあれば…
教えて下さってありがとうございます><
これはただのmelodic minorだから理屈通りだろ