実際にFS、HS、ELの3世代は、何を持って互換性というかも分からないくらい、システムが異なる。そういう意味では互換にしたところで意味がないし、開発側も使う側も無駄な手数を踏むだけにすぎない。ある意味、互換でなくて正解である。
ELシリーズとELSシリーズではすんなりと行くくらいの内容があってもいいのだが、単純な移行を阻む要因の一つに、音源の違いがあげられる。
ELシリーズはAWM音源+FM音源(+VA音源)だったのに対し、ステージアでは、AWM音源(+VA音源)でFM音源が備わっていない。そのため、ELシリーズで作成された音色データをステージアで使おうとすると、FM音源がない分違う音になる。特にELシリーズの機能で作成されたユーザーボイスは全てステージアのプリセット音色に置き換えられる。
出展:wikipedia
ELSシリーズで音の厚みがないと言われる所以である。基本がAWM音源となったことにより、FM音源で構成されていた部分の音の厚みがなくなってしまう。
ELシリーズのFDからデータを読み込む際にも、自動的にELS変換が行われ、ELSシリーズとしてのデータになる。同じソングに上書きしてしまうと、ELSのデータとして書かれるため、要注意である。ELS変換と明示して行うのは、旧ELシリーズのデータを残して別のソングに書き込むため、こちらのほうが安全と言える。
それでは、ELS変換によって作成されるデータはどの程度使えるものとなるのだろうか?
音色(プリセット、ユーザー)
リズム(プリセット、ユーザー)
アカンパニメント(プリセット、ユーザー)
バランス
エフェクト
概略を言えば、プリセットのものはそれなりのかたちで移行される。詳細は、以下リンクを参照(順次作成予定)。
※以下、参考リンク一覧(非リンクは未記事)
音色(プリセット、ユーザー)
リズム(プリセット、ユーザー)
アカンパニメント(プリセット、ユーザー)
バランス
エフェクト