<エレクトーンの歴史> 興味のある人はどうぞ
黎明期のエレクトーン。1959年に第一号が誕生した。 オートベースコードを搭載したBK-5。自動伴奏が可能になった。(1974年) 未来を先取りしたような斬新なデザインの「ドリームマシン」ことGX-1。椅子は電動で動き、ポリフォニックシンセサイザーとしての機能もあり、名実ともに夢の一台であった。
スティービー・ワンダーも絶賛したというが、値段はなんと700万! 昭和50年代の典型的なエレクトーンであるC-200(1978年)。
木製のボディにカラフルなレバーという形態は昭和30年代からほとんど変化が無かった。 エレクトロニクスの時代・80年代の到来を高らかに告げるFX、FSシリーズ(1983年)。
FX-1はGX-1の後継。スマートなフォルムを引き継ぎながら、タッチパネルを採用し
よりすっきりしたデザインに。FSシリーズはFXの普及型で基本性能は同じ。
これまでのエレクトーンの概念を打ち破る新機能が満載。楽器の音色はFM音源を採用し、
リズムは実際にサンプリングしたFMW方式で、従来の電子音丸出しから音質が格段に向上した。
さらに、メモリー機能、リズムシーケンス、フェザータッチ式パネル、電動式音量レバーにより
専用の磁気ディスクレコーダーとの接続で自動演奏も可能になった。
「電子オルガン」が「コンピューター楽器」になったエポックメイキングなモデルチェンジである。 FSシリーズの後継、HSシリーズは1987年に誕生。
伝統の木製ボディからブラックボディに変身。
楽器の音色にもサンプリング(AWM)音源を搭載し、MIDI対応、リズム自作など
外見も中身もようやく現代のモデルに近くなってきた。