では、エレクトーンステージアの問題点を私的に書いてみました。
1.音色、音質
YAMAHAの電子楽器ほとんどに搭載しているAWM2音源を採用している。だか、
MOTIF XSと同等の音ではない。MO6程度である。と言うことは、SAを搭載
しているPSR-S900やMOTIF XS、TYROS3の方が良い音ということ。つまり
シンセの技術を中途半端に導入しているからであるが、すべて導入して
しまうとMOTIF XSや他のシンセか売れなくなる。
2.自動演奏機能(スタイル演奏)
上位ポータートーンから譲り受けた技術である。SFFだけを使って演奏する
には、非常に演奏しづらい位置に切り換えボタンがある。ほとんどは
レジストーションを使うのであろう。その点PSR-S700以上のポーターは
SFF切り換えボタンやレジストーションボタンは非常に操作しやすい位置に
配置されている。高い値段で本体を売って、さらにレジストデーターでも
設ける根端である。
3.ステージアが唯一誇れるもの
2段鍵盤と足鍵盤の位置だけなのである。エレの上鍵盤と下鍵盤の位置
(距離)はシンセ2段鍵盤2段に配置してもまねが出来ない。従って
エレしか出来ない奏法が誕生してしまったのだ。それと足鍵盤、ヤマハは
MIDIで操作可能な汎用の足鍵盤を発売していない。発売すれば当然、エレが
売れなくなる。また、MOTIF XSの2段鍵盤を出せばもっとエレは衰退する
ことは間違いない。怖くて足鍵盤や2段鍵盤のシンセやMIDIコントロール
キーボードは出せないのである。
4.上位ポータートーンを恐れる
唯一あの2段鍵盤と足鍵盤のおかげてエレクトーン信者を引き留めているが、
それ以外は機能的に上位ポータートーンの方が断然優位である。だから
ヤマハは上位機種を現状で無くしてしまった。海外ではPSR-S910や
S710を発売したのに、なぜ日本では発売しないのだ。また、TYROSも
日本では発売しない。それもこれも、エレクトーンが売れなくなるからだ。
5.なぜ、あんなに高値なの?
音源、スタイル機能、その他において、各分野のフラグシップモデルの
最高の技術を集大成した訳でもないのに、あの高価格は何なんでしょう。
外観?本体の素材?別にすごく高価な材料を使用していると思わないが、
どう考えたってスタンダードで60万円超は異常だと思う。
なお、この評価は現行モデル「ステージア」に対するものであり、他の
機種のことを対象にしたものではありません。
国内事情で作られたようなエレクトーンの出来損ないなど要らん。
そして、新D-DECK+STAGEAパッケージが今後のエレクトーンでいいじゃないか。
夢の新D-DECKですか、いいですね。そして価格が\350,000-くらいであれば
申し分なしです。
すぐそこにいる長年飼いならしたカモのごとき無知なエレクトーン生徒講師相手に一台100万円で楽器売りつけるほうがラクだもんな。
買わないと仕事やらないって言われりゃ買うしかないもんな
高額ポータがどんなに高機能でも3段エレクトーン信者が移行するのは有り得ない。
ヤマハに限らず、車産業だって売れない機種は続々と生産中止してるんだよ。
あとタイロスと高額ポータは実質中味は変わらんからね。
タイロスと高額ポータは、どっちかつぅと国内では自動伴奏付きクラビの売れ行きに影響するんだと思う。