D7→FM7とか D7→E7→FM7→G7みたいな進行の曲結構あるけど
こういうセカンダリードミナントで強進行しない進行ってどういう理屈がついてるのん?
D7-E7の2度上行は一応準強進行だけど、上例のようにD7-G7の途中が迂回してると取ってもいいかもしれん
つまるところセカンダリードミナントに当たる和音は
ドミナントに進行して初めてセカンダリードミナントになるって事。
しかしドリア旋法は構成音がDEFGABCDでDが終止音、Aがドミナント音
ヒポドリア旋法は構成音がABCDEFGAでDが終止音、Fがドミナント音
他にも正格旋法と変格旋法は音の順序とドミナント音が違い、終止音と構成音は同じようですが
この二つの旋法はどのように使用すると明確な差が現れるのでしょうか?
ヒポドリア旋法を使用したところでD音に終止してしまえばドリア旋法と同じ響きなのではないかと思ってしまうのですが。
教会旋法の曲を作曲したり、
そもそもその手の曲をほとんど聴いたことがないなら、教会旋法理論はあなたに何ももたらさない。
知識として興味があるなら、教会旋法理論は実践とともに矛盾に満ちたもので、
西洋音楽の通過点でしかないことを肝に銘じておくといいよ。
>>313
面白い話だ。
変格の用法はほとんど知らないから俺も教えて欲しい。
終始音と中心音は同じもの?
それとも構成音の一番最初が中心音?
もし後者ならエオリアになるけど終始音とドミナント音が指定されてるってのが面白い。
ドミナント音を意識的に変えるってのも面白い。
ポリモードに繋がる可能性もありそうだ。
まあ多声音楽になった頃には正格変格の区分けって実質なくなっている
単旋律の頃でさえ音域に関しては正格の範囲をオーバーしてるものもあったり
当時の文献読んでも苦しい言い訳にしか見えなかったりする
多声ならフーガの冒頭では明確になるけど終止和音は同じ
そもそも変格主題は下属調ではなく文字通り変格だったわけで
いや昔はドミナントが旋法ごとに違ってただけだ
当然旋法ごとに終止形があったわけだが
今日でも知られているのはフリギア終止くらいか
変格は正格の終止音に文字通り変格終止する
正格で第5音が属音と明確に定義されたのは16世紀のグラレアンの頃
それからは正格と変格で主音と属音が入れ替わるだけになった