なってしまったなぁ・・と思います。
なんであんなになんでも打ちこみになってしまったの?
私の中でFS-30までがグレード試験も技術的なもので、それ以降は
なんか打ちこみに頼ってしまっているような気がします。(しかし私は
HS-8の時代ですが)
天才少女さおちゃんなんて、単なる打ちこみ上手なだけだと思うんだけ
ど。
自動化進みすぎってのはありますねえ。
小学生が簡単な曲弾いたほうが
素直でゴージャスに聞こえたりするので、嫌になっちゃいます。
技巧凝らしても理解してもらえないし。
HSシリーズやELシリーズはちょっと楽器として邪道かな。
昔の素朴な曲弾いてるほうが好きですねー。
歳、ばれるけどさ、俺がやってた頃の練習曲なんて、
「サバの女王」だの「ある愛の詩」だの、「茶色い小瓶」だの、
かなり牧歌的だったぜ。
いくとこいってもハービー・ハンコックの「カメレオン」とかさ。
ところで、ヤマハを語るときJOCを抜きには語れないね。
やってることは偉いけど、根本的にはやっぱり
新興宗教そのままだもんな。
勿論、教祖は、あのお方だけど。
それにしても、今のエレクトーン・プレイヤーって、
その自動演奏の部分を抜きにしても、テクはありまくる。
でも、そのあまりの超絶技巧が、なぜかむなしく見えるのは
なぜだろうね?
大島ミチルとか松井慶子(旧姓、土居)
なんかは、はやく逃れて正解だったかもな。
いま、平部やよいとかってどうしてるんだろ・・・。
(うざいヤマハネタですまん。)
技巧を駆使するならピアノなりキーボードなりの方がいいし、
自動演奏を駆使するならシーケンサーで打ちこむ方が
遥かにいいって感じでしょうか。
どうもエレクトーン自体が中途半端な楽器に堕した感はありますなあ。
やはり昔みたいに上鍵盤・下鍵盤・ベースのコンビネーションだけで
すべてを競うのが正道ではないかと……。
で、最近の演奏が打ち込まれた自動演奏(それも
明らかにエレクトーンではなく外部のコンピュータ
で作られた伴奏)をバックに演奏するスタイルが
主流なのに、グレードにおいてはその打ち込み技術
なんてのは全く評価されなくて、結局はクラシカルな
演奏技術や譜面の理解力とかアレンジ力を試される
ちゅうのが納得いかないです。
あの豪華な伴奏ってのがプレイヤーやユーザーが
作るものではなくメーカーから提供されるというの
にも問題があるし、作れても評価されないのも問題
です。
ステージなどでの演奏で求められる物と、グレード
で求められる物がここまでかけ離れてしまっている
というのもおかしな話では?
あとはスタッフが、みーんなやってくれるらしい。
>>31
実は暴露すると、俺、もともとJOCに出てたんだけど、
そこまでひどくはないよ。
一応、曲はアレンジも含めてちゃんと作ってくる。
ただ、そこからが問題。
「クリニック」と称して、その地域、地域の音大の先生なんかが
やってきて、いろいろ手直しするんだ。
だけど、所詮、大人の分別くさいセンスだから、
折角、つくった、その子なりのカッコイイ部分とか
斬新な部分が、かなりそぎ落とされちゃう。
あれ、大人が勘違いしてるんだね。
コンクールで自分たちの地区から上位入賞者が出れば、
いろいろと都合がいいこともあるんだろう。
因みに、俺は高校入試が忙しくて、一度、出場を断ったんだけど、
そのときのヤマハ側の言い分が、笑える。
「そんな高校なんて、身分相応のところにいけばいいんだよ。」
ね、教育する側の素質なんかなんもないだろ?
(超大昔の話だから、全然忘れてたけど、当時はかなりむかついた。)
さて、JOC。確かにあの子たちは天才だと思う。でも、大人になれば
ただの人、というパターンが99%。
なんだかなぁ・・・。
エレクトーン。
ん・・・もともと楽器的には日本が世界に自慢できるアイディアなのに、上のみなさんが指摘してる
ような理由でおとしめてるよね。
まぁ、一台ウン千万のコンソールを商品ラインナップに持ってるメーカーなので。Y社は。
会社の組織的な(資本投入別会社含む)チグハグ、っていうか、組織的に大きくなりすぎ。
一社のみのコングロマリット気取ってるしね。
そういう意味ではR社とか、もっと言っちゃえばK社とかに見られる“原点”に立ち返ってほしいですね。
Yがノウハウあるのは誰もが認めてンだから・・・
ローランドの方にいっちゃったみたいだね。
サウンド・アトリエだっけ?
元々、電子オルガンって、パイプオルガンの代替だったんだけど、
それが独自の経緯をたどって、
アメリカでは「シアター・オルガン」として発達したんだよね。
つまり「劇伴」としてつかわれていたと。
楽器の中にパーカッションなんかも組み込まれていて、
ひとりでいろいろな音を出すことが出来た。
で、それを「トランジスタ」化して、一般的な商品にする
とともに、音楽教室を作って、そのマーケット自体を
つくったことって、ある意味、独創的だと思う。
その点、川上源一は偉かったと思うよ。
彼はなんだかんだいわれるけど、結局、彼のカリスマが
神通力を持っている間は、ヤマハの製品もかなりよかった。
今は、ソニーが10とするとヤマハは1もない、って感じだもんね。
やっぱり後継者をちゃんと育てられなかったのが、
あの会社の悲劇なのかも?
部門、部門ではいいところも沢山あるんだけどな・・・。
とにかくオーディオ、家具あたりは昔の方が
遙かにブランド力、あったような気がする。
>音楽教室を作って、そのマーケット自体をつくった
そこまでは良かったんですよね、多分。でも、
それが原因で他の楽器のような「ホビーユーザー」
を遠ざけてしまったのも否定できないのでは?
ギターを買うような感覚でエレクトーンは買える
か?いや、無理でしょうね。こんにちのポップ音楽で
あまりにも使われていない(強いて言えば「ラウンジ」
かなぁ?)。
>あまりにも使われていない
エレクトーン買うくらいならシンセ買うほうが安上がりだからでしょ。
だからまあ、他社製品にたまたま目を向けることができた人ってのは
もっといいものはあることもわかるのだけど、そうじゃない人っての
はわかんないだろうな。でも、他人が手をさしのべてもしょうがない
ような気がする。